ワイヤレスヘッドセット Jabra Evolve2 65 レビュー 最強ビジネス用ヘッドセット

はじめに

最強のビジネス用ヘッドセット Jabra Evolve2 65を購入したので、購入した動機とレビューをしていきます!



購入の動機

私の職場ではコロナ対応でオンライン会議が当たり前になり、多い日だと一日の半分ぐらいはオンライン会議に参加しているような状態になりました。一日中オンライン会議に参加していると、他の参加者のマイクのノイズがとても気になったり、話していないのにミュートしていない人がいて音声が聞こえづらくなるととてもイライラを感じます。
また、会議が全てオンラインになり1年以上経過すると直接あったことがない人とも普通にオンライン会議をします。ビデオはOFFで音声会議の場合が多いため、相手の人の印象は音声によって決まってしまいます。これまでの通常の会議では音声に加えて身だしなみや礼儀で第一印象が決まっていたため、スーツや髪型を整えて清潔感を出していたことを考えると、これからは音声品質やビデオ品質が第一印象を良くする上で最も重要になると思っています。

マイク性能とその他の性能に求められる要件は下記の様なイメージになります。

マイク品質の重要性の変化
オンライン会議が主に(コロナ後も変わらないだろう)
第一印象はマイク音声で決まる
マイク品質=これまでの身だしなみ
これまで:服装や髪型を整えていた
これからの時代:音声品質やビデオ品質を整えることが印象UPになる
   (相手にマイク音声で不快感を感じさせると会議にならない)
求められる性能
・マイクノイズ低減のためマイクブーム付きヘッドセットが”最低限”必要
 (iPhone付属やPC内蔵マイクではノイズ大で話にならない)


ヘッドフォン品質の重要性の変化
オンライン会議・電話が主に(コロナ後も変わらないだろう)
オンライン会議・電話の快適性向上が業務効率改善になる
求められる性能
・ワイヤレス(自由な姿勢、マウス・キーボードにケーブルが干渉しない)
・PC&iPhone同時接続(オンライン会議アプリ(Teams/Zoom等)と電話)
・手元ミュートのしやすさ(ミュートボタン&ソフトミュート対応)

ヘッドセットの必要性UP
ビジネス用ヘッドセットの重要性


予算 

これまでは社会人の身だしなみとしてスーツを買っていましたが、これからは高性能なオンライン会議用のヘッドセットを持っていることが当たり前の時代になると感じています。これまでスーツだと当たり前に5万円以上かけていたので、ヘッドセット購入にあたっても多少高くても機能が見合っていれば高くても購入しようと5万円以下と決めました。ヘッドセットとしては高い予算ですが、スーツと比べると5万円でも安いと思います。そう思い込むことで高い買い物でも迷うことなく納得して購入できます。

Jabra Evolve2 65レビュー

価格comやAmazonを探して色々なヘッドセットを比較していきました。最初はゲーミングヘッドセットを候補にも入れていましたが、無線ありかつ2台同時接続できるモデルがなく、さらに2台同時接続できるモデルがあっても、2台デバイスの音声がMIXされる仕様でした。(ほしいのは2台を切り替えできる機能)
ゲーム用とビジネス用で求められる性能は違うため、高くてもビジネス用のヘッドセットに絞り込みました。候補になったのはLogicool Zone WirelessとJabra Evolve2 65でしたがLogicoolは品切れだったため、メーカー直販サイトで購入できるJabra Evolve2 65を選択しました。Jabraは初めて聞いたメーカーでしたが、高音質のワイヤレスイヤホンも販売しており音質を期待して購入しました。

デザイン

Jabra Evolve2 65本体とUSBトングル


頭に触れるバンドの部分は柔らかいゴムでできており耐久性がありそうです。アームの長さは頭の大きさに合わせて調整できます。全体的に落ち着いた色合いとデザインでとてもカッコいいです。スイッチやUSBコネクタ、マイクブームは右側に固まっています。USBトングルはコンパクトで飛び出しがすくないので、ノートPCに挿しっぱなしでも大丈夫なサイズです。
Jabra公式サイトユーザーマニュアルより各ボタンの配置と機能


ビジーライト



ヘッドホン両側側面のライトを通話中に自動点灯できます(ビジーライト機能)。周りの人に通話中ということを認識してもらえます。私の場合は在宅勤務メインで使っており、勤務中に妻がこのライトを見て声をかけるかを判断しておりとても便利です。もちろん会社でも役に立つと思います。

キャリーケース



専用のキャリーケースがついてきます。革製でとても質感が高くヘッドセットがぴったり収まるサイズです。ケース内にUSBドングルを収納するポケットも付いています。充電用のUSB-Cケーブルも一緒にまとめておけば、カバンに入れた時の傷防止やUSBドングル&ケーブルの紛失防止になります。

音質

ヘッドホンから聞こえる音声もマイクから話す音声もどちらも高音質でとても満足です。観賞用のオーディオヘッドホンを作っているメーカであり、かつ、業務用分野でも精通しているJabraだからできるのでしょう。

ヘッドホンの音質

低音はくっきりとした重低音で高音はクリアな音質でした。ビジネス用だからといって妥協しておらず音楽観賞用として十分に使える音質と思いました。2台目で接続している機器の音質は少し悪くなった(低ビットレートのMP3みたい)ので、音が悪いと感じたら、メインで使用する機器を1台目に接続するのが良さそうです。

マイクの音質

ブームアームのおかげで音声を直接拾うことができるため背景のノイズが聞こえずらく、とてもクリアに聞こえます。部屋の外で子供が喋っているような雑音がある環境でも、iPhone付属のイヤホンマイクに比べて全然雑音の入り方が違います。キーボードを叩く音もかなり軽減されます(少しだけ聞こえます)。

機能

ビジネス用ヘッドセットとしての最大の特徴は2台同時接続ができる点です。2台のデバイス(PCと携帯等)を同時にペアリングして、音声再生や通話ができます。ただし2台の音声を同時にMIXして聞こえるわけではなく、どちらか片方だけがきこえます。PCと携帯を同時に接続しておき、どちらのデバイスに着信があっても1つのヘッドセットを付け替えることなく着信に出ることができます。ビジネス用ヘッドセットということでかゆいところに手が届きます。
2台の機器を接続したときの動作について詳しく説明していきます。

通話の処理

1台目のデバイスで通話中に2台目のデバイスに着信があった時
通話中の音声にかぶせてヘッドホン内に小さな着信音が鳴ります。(着信音が鳴っていても通話中の相手の音声は十分聞こえる)。この時に、ヘッドホンの通話ボタンを押すと2台目のデバイスの通話に切り替わります。1台目の通話は保留になります。2台目の通話が終わると自動的に1台目の通話に復帰します。

音声再生の処理

Blutooth接続2台の場合
先に音声再生しているデバイスの音声が再生されます。
1台目で音声再生中に2台目を音声再生しても1台目の音声が再生され続けます。
1台目の音声の再生を一時停止していると2台目の音声が再生されます。

先に再生されている方が優先、どちらかだけ再生されている場合は自動で切り替わり

USB接続(1台目)+Blutooth接続(2台目)の場合
Blutooth接続で音声再生中に、USB接続で音声再生を開始するとUSB接続の音声に切り替わります。

スマホアプリでの設定変更

Blutooth接続しているスマホからJabra Sound +アプリでヘッドセットの各種設定をすることができます。一度設定すればヘッドセット内で設定を記憶しているのでスマホ接続していないときでも設定は有効となります。会社PCや会社スマホにSound +アプリをインストールできなくても、私有のスマホで事前に設定しておけば、お気に入りの設定を使用することができます。

音声ガイダンスの設定

音声ガイダンスやビープ音を選ぶことができます。私は音声ガイダンスにしています。
音声ガイダンス例↓
  • 電源を入れたとき・・・バッテリ〇〇です。(残量がハイ or ロー)
  • 1つ目のデバイスが接続されたとき・・・1つのデバイスが接続中
  • 2つ目のデバイスが接続されたとき・・・2つのデバイスが接続中
接続しているかどうかが音声でわかるのでとても便利。ランプとかだと接続できているかイマイチ安心できないけど音声で言ってくれると安心する。やはりビジネス用途ということでかゆいところに手が届きます。

スリープ設定

スリープにしてなくてもそんなにバッテリは減らない、かつ、自分で気づいたときはOFFにするので長めの8時間設定にしています。。

側音レベル・通話イコライザー

側音とはマイクで喋っている自分の音声をヘッドホンから聞こえるようにする機能です。その音量を調整できます。ヘッドホンの密閉性が高く遮音性能が高いため側音がないと自分の声が小さく聞こえるため、ついつい大きい声で喋ってしまいがちになります。側音で自分の声を聞くことで適度な声で喋ることができます。

その他機能

普段基本ブームは出しっぱで使っていますが、いちおうブームアームおろしたら着信をONと、ブームアームを上げたら自動ミュートをつかっています。自動通話拒否はつかっておらず1台目のデバイスで通話中に2台目のデバイスで着信があったら、着信音がなるように(着信音は小さくヘッドホンの中で鳴る)しています。2台目の方に一度出る場合はヘッドホンの通話ボタンを押すと出ることができます。(その間1台目は自動で保留)。2台目の通話が終われば自動的に1台目の通話に復帰できます。この機能もビジネス用ヘッドセットだからある機能でしょう。私の使い方では、基本はPCのTeams会議で通話、iPhoneに来た電話着信に途中で出て、電話終了後Teams会議復帰ということをしています。

イコライザー

5バンドのイコライザーで好みの音に調整できます。下記は私の設定です。低温と高温を上げてドンシャリ気味にして、250Hzあたりのもこもこした音を削るのが私の好みです。


iOS版では周波数表示ないですがPC版のJabra Directでは表示があります。
60,250,1k,4k,7.6k Hz



接続するだけで使える

基本的にUSB無線トングルを接続するかBlutoothペアリングでPCや会社のスマホと接続可能。別途、使用中のPCにソフトインストールして設定等は不要なので、勝手にソフトをインストールできない会社のPCや会社の携帯でも使うことができる。設定をしたければ個人のPCやスマホにインストールしたソフトから設定しておけばヘッドセット本体に設定を保存しているので、会社PC使用中もその設定が有効のまま使える。(すごい)

オンライン飲み会でも活躍する

ワイヤレスヘッドセットをオンライン飲み会で使うとかなり便利です。ワイヤレスのため、会話しながら飲み物を取りに行ったりトイレに行ったりできます。また、マイク性能が良いため他の家族がいて雑音が多い場所でも自分の声だけをクリアに相手に届けることができます。

価格

私が購入したときは品薄でJabra直販で購入し価格は税込み29700円(充電スタンド無し)でした。


予算目標の5万円以下でしたが、価格だけ見るとヘッドセットしては少し高いと感じるかもしれません。ただし、普通のヘッドセットにはないビジネス用特有の機能があり、さらに音質も良いという製品で、仕事用とプライベート用どちらでも使えると考えるとコスパはとても高いと思います。みなさんもこれを気にビジネス用ヘッドセットの検討をしてみてください。

AmazonではJabra Evolve2 65 充電スタンド(単品8800円)付きで30800円でした。購入当時から充電スタンドもセットと考えると安くなっていました。(記事作成当時2021/6月)
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